Winny或いは京都方面(京都府警、検察、地裁等)関連ネタ

同事件取材に精力的な京都新聞にも「起訴」の記事が・・・。「Winny開発者を起訴へ 著作権法違反ほう助罪で」http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004053100014&genre=C1&area=K00

ファイル共有ソフトWinnyウィニー)」を開発、公開することで映画や音楽の違法コピーを助けたとされる事件で、京都地検は、31日に著作権法違反(公衆送信)ほう助の罪で、同ソフト開発者の東京大助手金子勇容疑者(33)=東京都文京区根津=を起訴する方針を固めた。
(中略)
 金子容疑者は、拘置理由の開示を求める手続きの中で「ウィニー著作権侵害をさせるための道具として開発したわけではなく、利用者が著作権を侵害するのを望んでいなかった」との上申書を提出するなど、容疑を否認している。

これって所謂、報道関係者達に対しての「リーク」って形の記事なんですかね??
金子勇氏を支援する会」ウェブページの「更新履歴2004年5月31日」http://freekaneko.com/ja/index.htmlには

金子勇氏が起訴されるとの報道がありました。

との文字列とともにヤフーニュースへのリンク*1が書かれてるだけですね。


因みに時事通信社版(2004/05/30-22:47)ではhttp://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=040530224724X002&genre=soc

ファイル交換ソフトWinny」(ウィニー)を開発した東大大学院特任教員金子勇容疑者(33)がゲームソフトなどの違法コピーを助けたとして逮捕された事件で、京都地検は拘置期限の31日、同容疑者を著作権法違反ほう助罪で起訴する方針を固めた。ファイル交換ソフト開発者の起訴は初めて。

と、いたってシンプルな配信ですね。


起訴決定のニュースとして、asahi.com著作権侵害幇助罪でウィニー開発の東大助手起訴 」http://www.asahi.com/national/update/0531/005.html

地検は、ウィニーが使われる用途の大半が著作権のある映像や音楽の違法コピーだと指摘。金子助手は京都府警の調べなどに「インターネットが普及した現在、デジタルコンテンツが違法にやりとりされるのは仕方ない。新たなビジネススタイルを模索せず警察の取り締まりで現体制を維持させているのはおかしい」と供述したとされる。このため地検は、金子助手が著作権侵害を蔓延(まんえん)させるためにウィニーを開発したとする「確定的な故意が認められる」と判断した。
 さらにウィニーによる著作権侵害が広がっている事実を雑誌などの報道で知りながら、ソフト改良を繰り返しており、悪質性は高いとした。 (05/31 13:13)

MSN-Mainichi INTERACTIVEでは「ウィニー:開発者の東大助手を起訴」http://www.mainichi-msn.co.jp/it/computing/news/20040531k0000e040054000c.html


そして、精力的な京都新聞による連載記事、「Winnyの衝撃(5) 匿名ネットと著作権  京都の文化財、デジタル化で標的に(10:55)」(京都新聞 電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004053100070&genre=C1&area=K00

閉鎖されたウィニーの公式ホームページには、「従来のデジタルコンテンツをめぐるビジネスの形態はすでに時代遅れ」との言葉が記されていた。
 比較法研究センター(下京区)理事長の北川善太郎・京都大名誉教授は「ソフトにあらかじめ著作権情報を埋め込むなど、デジタル著作物が流通する際に対価が支払われるプログラムを開発し、法整備などの仕組みづくりも進めるべき」と話す。匿名性の高いファイル共有ソフトの出現で、知的財産権の意味と在り方が根底から揺らいでいる。

正論かと。

*1:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040530-00000114-yom-soci元記事は読売新聞のモノだが