Winny或いは京都方面(京都府警、検察、地裁等)関連ネタ

弁護団47氏の勾留延長決定に対する特別抗告を申立て様ですね。
「更新履歴5/25」(金子勇氏を支援する会)http://freekaneko.com/ja/index.html
「今日の寄付 壇弁護士からの連絡です。」(Matimulog 南山法科大学院から見た法・裁判・民事、そしてサイバー法)http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2004/05/post_27.html



記に留まった文字列ページとして:

高木さんの「市民の安全を深刻に害し得る装置としてのWinnyid:HiromitsuTakagi:20040516#p1を補足(補完?)する形で、「市民」でない人にとってのWinnyとは何か、「装置」でなく社会システムとしてのWinnyの本質は何かということを論じてらっしゃる様ですね。タイトルがもの凄く気を引いたのですが、実は、まだ内容は把握してません。スミマセンm(_ _)m


上に幾らか関連して(ないかな??)、

  • 白田秀彰さんの 「「インターネットの法と慣習」 第2回 匿名発言について」(HotWired Japan Frontdoor / BIT LITERACY /)http://hotwired.goo.ne.jp/bitliteracy/shirata/030624/textonly.htmlも読み返してみようかな・・・。掲示板機能についてがメインだし、ネタ的には古い(2003年6月24日なのかな)のだろうが何か引っかかるモノがあるんだなぁ〜。「権力」の座にある者達が嫌いなシステムは小さな芽の内に摘まれてしまうって話しにはなって欲しくないですよね(-_-)

Winny Ver. 2のようなP2P型匿名発言ソフトウェアが創り出す言論空間は、アーキテクチャ的に匿名発言がデフォルトとなるような世界である。それは、ネットワークの伝統的価値観に合致するし、現実世界での状況を反映したものにすぎない。一方、事実として保障された匿名性のゆえに、低廉な費用で大量のメッセージを送出できるというネットワークの利点が濫用される危険が大きい。仮にそうなれば、Winny Ver. 2どころか匿名発言それ自体に対する批判が勢力を増すことになるだろう。そこにおいて、「発言者のプライバシー保護」という個人的価値は、匿名発言の濫用から生じる社会的害悪との比較衡量の上で説得力を失う可能性が高い。そうなれば、Winny Ver. 2 が潜在的に持っていた、「民主主義的価値に貢献する」という匿名発言の社会的価値まで失わせてしまうことになる。

法や制度は、社会的合意の上に成り立つ。社会的合意は、ある行為が事実としてどのような結果をもたらしているかという一般的な認識を基礎とする。ネットワークにおける言論の自由、匿名発言の自由を私たちが主張するならば、それに相応しい積極的理由が求められる。私たちの幸福や自由のために、Winny Ver. 2 はどのように使えるのか。

政治的匿名発言に使うことのできる聖剣を、違法な情報交換という錆で覆ってしまわないために、私たちの手元から磨き続ける必要がある。私たちは、好奇心過剰で、利己的かつ利他的な生き物だ。エロ・グロ情報や、ワレズものを共有することは楽しいことかもしれない。でも、それらが、私たちの自由を支えている究極的な根幹を汚しつづけていることを、エンター・キーを押す瞬間に思い出してほしいのだ。

Winnyは“ピストル”ではなかった!」http://www.emaga.com/bn/?2004050067641493014013.xp010617のだ、政治的匿名発言に使うことのできる「聖剣」になり得たのよね。イヤ、あくまでも可能性ってことか:-)